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安定投資に適した業界を探そう! Part 2
⑤ 不動産業界
安定投資先としては賃貸収入がメインの企業がいい。
毎月、優良テナントから自動的に金を巻き上げられるシステムはビジネスモデルとして
非常に優れていると思う。
ただし、”丸の内の保有資産の含み益○○兆円!”などというのは話半分に聞いておいた方がいい。
仮に簿外に目が飛び出るほどの経済価値があるのなら、それはROEに反映されるからだ。
もし自己資本簿価に見合った程度のROEしかなければ、会社が吹聴する含み益は恣意的に
水増しされている可能性がある。
⑥ 銀行業界
日本の銀行はただ同然で調達したお金を、ちょこっとの金利を乗せて貸すだけの
単なる金貸し屋だし、日本国債と運命共同体でもある非常に危うい存在と思っている。
とはいえ、グローバルな投資銀行はどんな爆弾を抱えているか善良な一市民には知る術もない。
もっとも賢明な行動は、投資対象としてはスルーしつつ、この業界が発信する有益な情報を
ただでもらうことだ。
⑦ たばこ業界
衰退産業と思われているかもしれないが、利益率の高い製品を安定的に購入してくれる
喫煙者という優良顧客を多数抱えている。この構図が生み出すキャッシュフローと
不況耐性は類を見ない。たばこ税が上がれば値上げすればいいので、
実はたばこ会社にとって増税は増益とほぼ同義となる。
たばこは合法的な麻薬のようなものだと考えており、その胴元が儲かるのはもっともなことである。
日本にはJTしかないが、海外には投資家にとってもっと素晴らしいたばこ会社が転がっている。
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