昔、バイオベンチャーは「夢のバイオ」とまで言われた時代が
ありました。
体の中にミクロサイズの機械を入れて、手術をせずに治療する方法や
病気になる前に治療する薬とか夢のような話がたくさん出ましたが
未だに変わる気配すらありません。
まさに夢のままなのですが、株価も人の夢（欲？）のまま動いて
いるようです。
代表的な株はたくさんありましたが、どれも似たような値動きで
毎日のようにストップ高、安どちらかに顔を出す銘柄。
新薬ネタですぐに買いが集まるが、そういう企業の末路は何度も
見てきました・・・ 。
ＬＴＴバイオファーマ(4566)という株があります。
製薬バンチャーなのですが、会社四季報の表記や業績欄を
読んでみると非常に高リスクだと理解できます。
コメント欄にも「赤字体質」「7月末までに審査申請できない場合
上場廃止に」など、厳しい内容ばかり書かれています。
（※上場廃止に関する詳しい説明は同社ホームページを参照下さい）
業績も驚くばかりの内容で、過去５期分の業績推移を添付します。
（単位 百万）
2006.3月期 売上 590 利益 ▲298
2007.3月期 売上 1,267 利益 ▲583
2008.3月期 売上 1,233 利益 ▲7,172
2009.3月期 売上 1,261 利益 ▲14
2010.3月期 売上 104 利益 47
という結果になっております。
売上が５期トータルで44億5500万円ですが、マイナス利益が何と
80億2000万円で売上よりも多いのです。
ストップ高銘柄にも、よく顔を出しますが、上場からのチャートを
見てみると・・・。
（ちなみに今の株価は5,000円台）
夢よりも堅実な製薬会社のほうが良い結果を得られると思います。
http://saig.livedoor.biz/archives/2114482.html
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