ポイント
原油価格の上昇が重石となり、ダウ平均株価は小幅な下落で終えました。CMEの日経平均先物価格も9,720円となっており、月曜日の日経平均株価は多少下げてのスタートになりそうです。
米国マーケットを振り返る
堅調に始まったダウ平均株価でしたがすぐに軟調な推移となり、2時から3時にかけては下げ幅を拡大しました。その後大引けにかけて多少戻したのですが、29.44ドル、0.24%安で終えました。
原油価格が焦点であったようです。WTI原油先物価格が2.26%と大きく上昇しています。
この動きを背景に、シェブロンが0.66%上げるなど、石油関連株の堅調な動きが目を引きました。
対照的に、ガソリン価格の上昇に対する懸念が拡がり、GMが2.45%の急落となっています。
加えて、原油価格をはじめとする商品価格の上昇が消費に悪影響を及ぼすということで、小売りセクターがダメージを受けました。高級百貨店ノルドストロームが0.84%下げています。午後2時過ぎからの下げが顕著でした。
VIX指数も午後2時過ぎからの上昇が目立ち、マーケット心理が悪化した様子が浮かび上がります。
日経平均株価への示唆
CME日経先物価格(円ベース)9,720円の近辺が、月曜日の日経平均株価の寄り付きのメドとなりそうです。
ドル円が円高方向に振れていることがマーケットの上値を押さえそうな様子です。
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