東電株の暴落は日本のこれからを象徴しているように思えてならない。
大震災と大津波、原発事故。
日本復興への世界の期待は大きかったが、原発事故処理は幻滅させられたことだろう。機能しない政治もしかり。サプライチェーンの崩壊。電力不足。原発へのあまりに情緒的な反発。放射能性物質の垂れ流し。
これが科学技術の先進国なのだろうかと疑念を持たれても仕方あるまい。日本の弱さを改めて世界が知るところとなった。
これは「日本神話」の崩壊の始まりではなかろうか。
第2次大戦後、アメリカの属国として、アメリカの軍事力の陰で経済的に大成功を収めた日本であった。
しかし、ここに至って、その成功要因が崩れてきているのではなかろうか。
その1番はアメリカの衰退であろう。次いで、日本の少子・高齢化である。精神的頽廃である、等々。
また、軍事力を防衛に限定している国家が、世界に出て行く日本企業の人命・財産を護れるものではなかろう。かといってアメリカに頼ることも出来まい。海外では日米の国益が対立することが多いいのだから。
東電株、東電債、これらは日本国債に準ずる格を持つものであった。
しかし、日本政府はこれを支えるどころか、売り煽ったといってよかろう。
市場はこれから日本売りに変わって行くと思わざるを得ない。
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
montontonさん、コメント有り難うございます。
日本政府にはホントにしっかりやってもらいたいものです。
日銀総裁が国民を励ましているようでは困ります。
日本政府にはホントにしっかりやってもらいたいものです。
日銀総裁が国民を励ましているようでは困ります。
今回の震災への対応で日本国民の態度は世界の賞賛を浴びたが、
日本政府の対応は世界中から厳しい批判を浴び続けている。
日本の科学技術に対する評価もだいぶ傷ついたと思われるが、
それも政府の情報発信の悪さがかなり影響していると思う。
信用を勝ちうるには長い年月がかかるが、それを失うのは一瞬のことだろう。
国民はしっかりしているのに、政府がその足を引っ張るのはやめて欲しいものだ。
この震災が日本の衰退の始まりにならないことを祈る。
日本政府の対応は世界中から厳しい批判を浴び続けている。
日本の科学技術に対する評価もだいぶ傷ついたと思われるが、
それも政府の情報発信の悪さがかなり影響していると思う。
信用を勝ちうるには長い年月がかかるが、それを失うのは一瞬のことだろう。
国民はしっかりしているのに、政府がその足を引っ張るのはやめて欲しいものだ。
この震災が日本の衰退の始まりにならないことを祈る。