ポイント
3月の雇用統計に押し上げられた米国株式市場を背景に、今日の日経平均株価は上昇してのスタートになりそうです。9.800円の近辺を想定しています。円安への振れがザラバの堅調な推移を示唆しています。
今日の日経平均株価は?
為替は円安に振れて始まっています。ドル円5分足は次のようになっています。
ユーロ円5分足も円安への振れが顕著です。
このような円安への振れが今日の日経平均株価の下支えになる見えます。
CMEの日経先物価格(円ベース)は9,775円となっていますが、為替の動きを勘案して、今日の日経平均株価の寄り付きは多少高めの9,800円の近辺を想定しています。
今日は3月のマネタリーベースのほか、ニトリ、西松屋チェーンなど11社ほどの決算が発表されます。
為替と日経平均株価の連動性について
今日は円安への動きがマーケットの下支えになりそうです。
しかしながら、円安→株高という関係は必ずしも当然というわけではありませんので、多少警戒する必要があります。
長期的にドル円と日経平均株価の動きを見ると、最近は円安→株高という構図が鮮明ですが、1997年から2004年にかけては円安→株安となっていました。
今後の日本経済の動向を考えると、サプライチェーンのダメージで輸出主導型ハイテク企業の展開が予断を許さない中で、内需型である復興関連分野の企業業績の底上げが期待できますので、為替と日経平均株価の関係が変化する可能性があります。注目したいと考えています。
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