為替がトレンド転換しました。
今夜の米雇用統計の改善を受けてドルが買われています。
過去非常に重かった84円を一気に抜けてきました。
重かったラインと言うのは一種の節ですので、上値抵抗線だったのですが、その節を一旦抜けてしまえば今度はその節が下値支持線として働くと言われたいます。
一気に抜けて一気に戻ってしまうと少し具合が悪いのですが、今夜一晩84円を割らなければトレンド転換確定と思っても良いと思います。
輸出企業の多い日本市場にとっては非常に良いとされています。 今後更なる円安に向かうのなら、地震で落ち込んだ企業業績の穴を埋めてくれる可能性も出てきます。
今のところ良い週末になったと言いたいです。
但し、その逆に輸入品の値段が上昇すると言うデメリットも考えておいてください。 特に原油価格の上昇が危惧されます。
自動車に乗られる方は多いと思いますが、ガソリン価格には瞬時に反映してきます。 私は明日にもガソリンを満タンにしてきます。
20年前の事です。 若い方は知らない話かも知れませんが、「バブル」と言われた時代がありました。 「バブル」と言う言葉は後になってから命名された言葉です。
当時は「株は上がる」「土地の値段は上がる」「物が売れるので会社は儲かる」「給料やボーナスも当然上がる」「それほど努力もしていないのに」と言う状況でした。
そのときの為替は1ドル125円前後だったと思います。
125円まで行くのかどうかは分かりませんが、そこへ近づけば景気が良くなると言う過去の勝手な経験則?に期待したいものです。