円安追い風だが

[映画ずきのしんちゃんさん]

３月３１日の日経平均は9755.10（+46.31）　雲の下、転換線、基準線9498の上、ボリンジャーはＴＰの下、ＭＡＣＤ　ＲＣＩは上昇。一目は上昇基調に陽転しているが、ボリンジャーはなおマイナスで、下向きの２５日（ＴＰ)の下。円安をうけて上昇しているが、遅行線が9873あたりで雲の下限とぶつかるので、このあたりが当面上値のめどになるかもしれない。

ダウは12319.73（-30.88）　雲　基線　転換線の上、ボリンジャーはプラスσの上でバンドが広がっており、ＭＡＣＤ　ＲＣＩは上昇。直近高値をぬけずに足踏み状況だが、上昇の勢いはそこそこあるようだ。

ドル円は83.15　雲　基準線　転換線の上、ボリンジャーはプラスσの上、ＭＡＣＤ　ＲＣＩは上昇。明確なドル高円安基調となってきた。

日経平均は、円安を受けて上昇しているものの、原発事故などの不透明要因に目をつぶっている印象が強い。１００００円を超えられればかなり明るくなってくるが、簡単には難しいだろう。政治では大連立に前向きな動きがでてきるようだが、いまだにあげあしをとろうとするような感じがある。ごたごたしていては時を失する。復興のための時限的な連立ということでいいので、できるかぎり早く復興支援の政治体制を構築するべきであろう。日本が結束するというのをまずはリーダーが示さないといけない。復興税などの導入は当然だろう。これ以上の大量の国債発行は、消化難から国債価格の暴落、金利の上昇を招きかねない。これを政治が一致してやれるかどうか。ここにさしあたっての関門がありそうだ。