パニックは終息か

[映画ずきのしんちゃんさん]

週末の日経平均は9206.75（+244.08）雲　基準線　転換線の下、ボリンジャーマイナス２σの内側にはいってきた。MACDはなお下降。RCIは底。まだ下降基調は変わっていないが、長い下髭をだして下値を切り上げており、当面の底はつけた印象。

ダウは12036.53（+178.01）　雲　基準線　転換線を上抜けた。ボリンジャーはTP１２１０８のすぐ下。　MACD　RCIは底打ち。雲の下限で反発し、一気に節目を上に抜け、一目均衡表は上昇基調を取り戻したが、なおボリンジャーは陽転していない。

ドル円は81.08　雲の下、基準線80.10　転換線79.77の上、ボリンジャーマイナスσの下、MACDは底打ち。基準線を越してきているものの、長い上髭をだして上には雲がたれこめており、ドルの上値も重い。

福島原発事故については、欧米の報道でも、先行きがみえてきたという雰囲気が伝えられており、当面のパニック的な売りはおさまったのではないか。異常な下げは、チェルノブイリの再現を意識したものと思われるが、今回の事故は、原子炉内の核分裂反応は一応止まっているということであり、ダウの下げは行き過ぎではないかと思われる。しかし日本の方は、震災が経済にあたえる影響はまだ十分見えておらず、経済指標によって震災影響が明らかになると、もう一段底をみる可能性も否定できない。ドル円円高は協調介入でいったん収まってはいるが、円安に明確に反転しているわけでもないので、注意が必要だろう。