<福島県トピック> 南相馬市発南相馬市在住です。今も原町区に居ります。こちらは災害で数千人が死亡・行方不明です。捜索にかかったところ原発事故で屋内避難地域になりました。自衛隊の姿も見えません。捜索も進んでおりません。昨日から自主避難が始まり街はゴーストタウンです。置いてきぼりの犬たちの悲しい鳴き声だけが聞こえております。物流も完全にストップです。タンクローリーの噂は真実です。近づくのを拒否され、夜中に市の職員が運転手を連れて迎えに行きました。幸いライフラインは提供されておりますが完全に見捨てられた街となりました。政府は会見で「津波災害による事故」を強調しておりますが、これは紛れもない人災です!。この地からもたくさんの人が原発で働いておりました。一昨日の夜に市側からの状況説明会が各小学校講堂でありました。その折偶然出会った一人の20代後半の若者と話を致しました。彼は事故当日原発で仕事をしていたそうです。以後はその若者の話です。「原子力保安院の責任者が真っ先に逃げました。約150人の仲間が原発で死闘しています。人手が足りません。だから明日自分も行きます。誰かが行かなくては為らないから。皆を被害から守らなくてはいけないから。」その若者は命を掛けて行きました。ただただ頭が下がりました。どっかのアホ菅が「命懸けで対処する」と抜かしていたがそれなら自分が現地に行って陣頭指揮をとってみろ です。今回の事故は人災です。初期段階は炉心の存続を優先し、如何し様もなくて2日目から海水注入。もたついている内に他も水位の低下そして爆発。今は燃料棒の護りを優先している。現地に専門家がいないので機動隊も自衛隊も各自で放水をするしかない。だいたい機動隊の放水車は対人用で確かに仰角35度で90m位は飛びますが50mより先は霧状になってしまいます。機動隊や自衛隊が気の毒です。無事に収まることを祈るだけです。政府や東電は事後の補償の回避を検討しているのではなでしょうか。長くなりましての終わりますがどうか皆さん真実を広く国民や諸外国に知らして下さい。