震災と原発の不安による暴落には歯止めがかかっただろうか。
オプション6月限のリストを見ていたら一番下の欄は5000円であった。今日の前場引値は120円、デルタは0.0609であった。市場は日経5000円は約6%の確率でありうると見ていることになる。寄りつきのころは10%を越えていた。こんな行使価格で値段が120円もするのはボラティリティ(IV)が約90と異常に高いためだ。これを買う人は6月10日には日経は5000以下になっていると期待している訳だ。勿論、プットのオプションを買うには先物や信用買いのヘッジの意味の方が強いとは思うけれど。まさか5000円は下回らないだろうと信じる人は120円で売れば最低単位の1枚でも120,000円の利益になる。ただし、今日の前場の高値が200円だったように、日経の下振れがあれば更に大きく下げることも大いにありうる。
今、135円の売り注文が成約した。吉とでるか凶とでるか。福島原発の放水冷却がうまく行きますように。