DRAGON'さんのブログ

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放射線量、首都圏でも通常より高い値 健康に影響なし

 とりあえず、気になる記事が有ったので。

 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150409.html

 ”日本の一部都県で、環境中の放射線量の測定値が通常より高い値を示している。

 

 文部科学省によると、14日夕から15日朝にかけて、栃木、埼玉、東京、千葉、神奈川の1都4県の定点で、測定された空気中の放射線量が、近隣国の核実験時などを除き、調査開始以来の最高値を示した。

 

 いずれも健康被害が出るレベルではないが、文科省は「平時より高くなっていることは事実」として、測定をしている都道府県に対し、1日2回以上報告するように要請した。

 

 各自治体に15日の午後4時までの最大値を朝日新聞が問い合わせたところ、茨城県で5.575マイクロシーベルトを記録するなど、各地で異常に高い値が観測された。

 

 文科省は15日、各都道府県別の環境放射能の調査結果を、同省のホームページで公開しはじめた。アクセスの集中を防ぐために、別の二つのホームページ(http://eq.sakura.ne.jp/)、(http://eq.wide.ad.jp/)も作り、同内容の情報を公開している。また、茨城県や新潟県などの自治体も、風向きや大気中の放射線量の最新データをホームページで公表している。

 

 ただ、各自治体が発表する数値データの単位は、「シーベルト」と「グレイ」が混在している。「シーベルト」は放射線で被曝(ひばく)した時の人体への影響を表す単位で、吸収した放射線エネルギー量の単位が「グレイ」だ。大気中の放射線の影響を考える時、「マイクログレイ毎時」という単位は、「マイクロシーベルト毎時」と同じと考えてよい。

 

 各都道府県の通常の平均は0.025マイクロシーベルト毎時から0.15マイクロシーベルト毎時ぐらいで、国内でも地域によって数倍の差がある。日本平均は0.05マイクロシーベルト毎時。世界にはその10倍以上の高自然放射線地域もある。

 

 文科省は15日、福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の事故で屋内退避区域とされている原発から20キロ以上、30キロ以内の範囲に、放射線測定を行うモニタリングカー6台を投入、放射線の測定をはじめた。文科省は「周辺住民の安全と安心の確保のため」としている。

 

 気象庁によると、16日に気圧の谷が北日本を通過し、その後、全国的に冬型の気圧配置が強まる。この影響で、福島第一原発の風下にあたる関東地方は10メートル以上の強い北寄りの風が吹くという。この傾向は18日ごろまで続くという。

 

 東京では16日午後から10メートル以上の北から南への風が吹き、水戸市でも同日朝から、北西から南東への風が強まる。さいたま市では同日朝から、強い北から南への風に見舞われ、横浜市でも同日午後以降、西から東への風が次第に北寄りの強い風にかわる見通し。”

 まぁ常識的に考えて東京電力の福島第一原子力発電所のせいに間違いないでしょうな。 

 

 ちなみに原発の作業状態ですが… 

 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110315-OYT1T00701.htm?from=top

 ”高濃度の放射性物質の放出が続く福島第一原発。

 

 放射能汚染の恐怖と闘いながら、決死の作業が続く。15日朝に大きな爆発が起きた2号機。東電や協力企業の作業員ら800人が水の注入作業を行っていたが、爆発に伴い、「必要最小限」という50人を残し、750人が一時、現場から離れた。被曝(ひばく)を避けるため、放射線量が高くなると作業を中断しなければならない。15日午前、隣接する3号機付近で観測された400ミリ・シーベルトの環境下で作業できる時間は15分が限度。津波による被害で、停電も続く。照明がつかないため真っ暗な建屋内で、作業効率はあがらない。余震が続く中、津波警報で作業の中断を余儀なくされることもある。400ミリ・シーベルトを記録したのは、作業員が携帯する放射線監視装置だった。

 

 12日午後、高圧になった1号機の格納容器内の蒸気を逃がすための弁が開放された。格納容器に亀裂が入る最悪の事態はまぬがれた。その弁を開ける作業にあたった男性は、100ミリ・シーベルト以上の放射線を浴び、吐き気やだるさを訴えて病院へ搬送された。

 

 もともと、この作業では、大量の放射線を浴びる危険があった。このため、1号機の構造に詳しいベテラン社員である当直長が作業を担当。「タイベック」と呼ばれる特殊な全身つなぎ服とマスクを身につけ、手早く弁を開けたが、10分超で一般人が1年に浴びてもいい放射線量の100倍にあたる放射線を浴びた。

 

 経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発で注水作業に当たる東電職員らは約70人。緊急時対策室でポンプなどを制御しつつ交代しながら格納容器付近の現場で活動している。

 

 中央制御室で監視できる計器も、被災後、故障し計測不能なものがある。遠隔制御も不能で、原子炉冷却のために弁を開く作業も手作業するしかない。福島第一原発は1971年に1号機が稼働した古い原発で、通路などが狭く作業しにくいことも足を引っ張る。

 

 注水が進めば原子炉内の圧力が上昇し、炉の崩壊の危険性が高まるため、弁を開いてガスを外部に放出しながら進めなければならない。ガスは放射性物質を含むため、放出自体は最小限に抑えなければならない。東電の担当者は「バランスをみながらぎりぎりの選択の連続だ」とため息をつく。”

 こんな感じで苦戦中です。

 なお屋内へ非難するようにって言われている地域も30キロと10キロ延長されました。

 煽る様な事は書きたくないですが、今後どうなるか…正直怖いですね。

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