今日まで、勤務先ではエコキャップ運動が行われていた。ペットボトルのキャップを集めると植林などなどに使えるというもの。ペットボトルのキャップがどうして植林につながるのかは謎である。
エコキャップ運動を止めた理由
東京本社で、キャップにガムをつけたり、異物を混入したりする人が現れたかららしい。なんとも情けないことであるが、ある人は「そんなことよりも費用対効果に着目して止めるべきだ」と言っていた。エコキャップを集めて利用するための費用が割にあわないらしいのだ。エコキャップを通して募金するよりも、現金をそのまま寄付した方が効果が高いそうだ。しかし、そのお金はどこから出るのだろうか。
エコキャップの費用対効果
エコキャップの費用はゼロである。多少の手間はかかるものの、消費者はいつもどおりペットボトルを買って消費すればいいのである。キャップを送らずに現金を送り、今まで通りペットボトルを買うのでは、支出が増えるだけだ。ところで海外に送っているのは、キャップなのだろうか。キャップを再生して利用する技術が、支援先にあるのだろうか。
調べたところ、エコキャップがそのまま外国に送られるわけではないようだ。エコキャップ回収業者というのがいて、そのキャップを買い取る。そこで業者が払うお金を海外に送る。
キャップを現地に送るのではく、キャップを使う業者に買い取ってもらい、そのお金をワクチン購入費にあてる仕組み
http://togetter.com/li/66436
このエコキャップ運動は、誰も損をしていない(エコキャップの金額を、エコキャップ収集者に還元すべきだという意見もあるだろうが)。なかなか賢いやり方だと思う。
エコキャップ推進委員会はキャップ、PETボトルリサイクル推進委員会はPET部分のみを対象としている別物。
http://togetter.com/li/66436