スケアクロウさんのブログ

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今日のマーケットを振り返る 2月18日

ポイント

 ダウ平均株価の上昇にもかかわらず、わずかに下げてのスタートとなった日経平均株価でしたが、すぐに堅調さを取り戻し小幅高で終えました。強いマーケットという印象はないのですが、意外なほど下がらないように見えます。背景には米国株式市場の上昇があると考えています。その米国の先物価格は小動きで推移しています。果たして、3連休を前にどのような展開となるか注目です。

今日の日経平均株価を振り返る

 2月のフィラデルフィア連銀景況指数がコンセンサスを大きく上回ったことをきっかけに、ダウ平均株価が上昇して終えたにもかかわらず、日経平均株価は7円安で寄り付きました。しかし、10時を回ると回復に転じ、後場もプラスを維持したまま、6.16円、0.06%の小幅高で大引けとなりました。



 ドル円が円高に振れたことがスタートの重石になったとみています。



 為替の影響もあって、輸出関連株に軟調なものが目立つ一方で、内需関連の堅調さが目を引きました。

 個別ではNTTデータが2.64%と大きく上昇しています。後場に入ってから大きく動いています。



 情報通信セクターの動きを日足で追うと、最近の好調な動きが鮮明です。これが、マーケットの一段の上昇の牽引役になるかどうかはわかりません。ただ、投資家のセンチメントを楽観的にすることに大きく貢献していることは言えそうな気がします。



 ただし、日経平均株価の堅調な動きに背景は、国内要因ではなく、米国株式市場の上昇であると見ています。ダウ平均株価の上昇トレンドが明確に崩れない限り、日経平均株価も下げられないという構図が続きそうです。



海外市場の動向

 アジア市場は上昇しています。上海とインドを除いて上げていますが、インドネシア、韓国、台湾、香港などが1%を大きく上回って上昇しているのが印象的です。

 対照的に、欧州市場は軟調です。イタリアが0.68%と比較的に大きく下げているのが目立ちます。G20財務省・中央銀行総裁会議を前に多少警戒的な様子見姿勢になっているようです。

 GLOBEXではダウ(-8ドル)、ナスダック100(+0.5ポイント)ともに小動きの推移です。ナスダック100はかろうじてプラスを維持していますが、ダウはマイナスに転じてきました。

 今日は重要な経済指標は予定されていませんが、G20に参加するバーナンキFRB議長とガイトナー財務長官の動向に注目が集まっているようです。

 米国株式市場は週末と月曜日の休日を含めて3連休となりますので、今日は小動きとなりそうですが、これまでの基調の強さを引きついて、さらに上昇を続けるかどうか注目したいと思っています。

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