ARPUの持ち直しは好印象
<株価の上昇が見込めると考える>
TIWでは株価の上昇が見込めると考える。その理由は(1)ARPU(Average Revenue Per
User)の伸びが持ち直していること、(2)業績は会社計画の概ね上限に沿った進捗を示しており、前四半期までのような会社計画の未達懸念は薄らいでい
ること、などである。ただし、海外での収益拡大については不明確で同社の説明も不十分と見られることから上昇の力強さには欠くとTIWでは見ている。
<ARPUの伸び幅に鈍化が見られた>
11/6期2Q(10-12月)の業績は前四半期比15.2%増収、11.3%営業増益となった。ARPUの伸びが前四半期比15円増と持ち直し有料課金
収入が伸びたことが主な要因である。売上高に比べて営業利益の伸び率が低位であるのはサーバ投資の前倒しを行ったためであり特にネガティブな要素は伴わな
い。業績は同社の計画する上限の数値に概ね沿った進捗を示していると考えられる。
<海外からの収益貢献は不透明>
Tencentとの業務提携をはじめ海外展開に関する収益寄与の具体的な話はなかった。一方、Tencentとは業務提携をしつつもいずれは「GREE」
の海外展開も視野に入れている(つまりTencentとは競合関係になる可能性がある)と述べられるなど方針にも明確性を欠く印象を受けた。(鈴木 崇
生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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