市場は1月13日に1万0620円(N225、場中)の高値をつけたあと、20日から調整に入り、1月31日に1万0180円(同)で調整を終了し、新たな上昇過程に入ったようです。
調整期間12日、高値から数えても18日と短期の調整で、値下がり幅も400円強と軽い調整でしたが、上昇トレンド入りが確実になったということでしょう。
これから2ヶ月は堅調な相場が続くのではないでしょうか。一本調子の上昇にはならなくても、上昇トレンドを変えるほどの押しはなさそうです。相場観の検討も、当分は必要なし、になりそうです。
「日本の政界は<烏合の衆>」(御厨貴氏)とは、言い得て妙ですが、民主政治を放置すると衆愚政治に陥り、さらには亡国に至ることは、ギリシャが示しました。また20世紀ドイツは、民主政の混迷は独裁者を生むことを例示しました。もっとも司馬遼太郎氏によれば、日本には独裁者を生む風土は乏しいようですから、ギリシャの道を進んでいるということでしょう。