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恐怖指数ETFの売り買いタイミングを考えてみた
週明けに、恐怖指数ETF(1552)の爆上げが期待されていますが、この恐怖指数ETFの売り時、買い時を考察してみました。
画像1は、1990年以降のVIX指数の推移ですが、恐怖指数と言われるだけあって、アジア通貨危機、アメリカ同時多発テロ、イラク戦争、そしてリーマンショックの際に大きく値を上げています。
VIX指数はS&P500を対象としたオプションのボラティリティなので、S&P500インデックスに連動するかと思いきや、必ずしもそうではなく、相場が急変した変化の大きさによって大きく値が動く傾向にあります。
VIX指数は20を境に高値、安値に分かれており、20が売り買いの判断の一つの指標になります。
20を下回る買いタイミングはたくさんあるのですが、問題は売りタイミングです。
明らかに40を超える暴騰は、過去20年で3,4回しかなく、長期狙いでないとここを売りタイミングにするのは難しいです。30を超えるタイミングは過去20年に10回以上ありますので、30を売りの判断基準にしても良さそうです。
今回のような民主化デモのような場合の参考例では、画像2に示しましたが、昨年5月にタイの民主化デモが起きたときに、40を超える水準に上昇しています。
今回のエジプトでのデモの行方は分かりませんが、世界的に伝播する可能性があること、周辺に産油国が多く存在すること、現政権は親米派であることなど、昨年のタイ民主化デモを超える世界的な影響が出る可能性があります。
中国にも民主化デモが広がったら、それこそ世界中大混乱です。
こう考えると、現在のVIX指数20はまだ安いのか、40以上に値上がるまで待ったほうがいいか...など、いよいよ分からなくなってきました。
もちろん、デモが平和的に解決してくれるのが一番願いなんですけどね。
VIXETFについて,ちょうど私も,別サイトを見ていたところでした。
http://money.quick.co.jp/fund/selection/181.html
わかったのは,株価が下がった時に上がるベア型ではなく,あくまでもボラティリティに連動するということでした。でもあとは,難しすぎて良くわかりませんでした(苦笑)。
興味深い話題を,ありがとうございます。
貴重な情報ありがとうございます。
VIXETFについてよく分かりました。
このETFは、VIX短期先物連動なので、VIXよりも値動きが激しくなる気がします。
仕組みが分からないものには投資しないという鉄則もありますので、紹介いただいたサイトにあるように、あまり多く保有しすぎるのは危険かと感じました。
はじめのほうの日記にコメントしようかな~とおもったんですが
続きのほうに~
kuma-nomiさんからなかなか面白い記事紹介されてますねぇ~
>現在のVIX指数20はまだ安いのか、40以上に値上がるまで待ったほうがいいか...
40ってなかなかないですよねぇ~
>昨年5月にタイの民主化デモが起きたときに、40を超える水準に上昇しています。
これは、どちらかというと昨年の5月は
フラッシュクラッシュ(NYダウが10分間で10%安)のときかもです。
↑これはリアルタイムで見て本当に恐怖を感じたので(((;゚д゚)))(笑)
まあここ近年相当VIXが高い相場を経験してるので、
恐怖には鈍感になりつつもありますが・・・( ̄ー ̄;
そうでした。
昨年5月って、何かあったな?と思ったら、フラッシュクラッシュでしたね。
私は一連の大騒動が終わった朝に、ニュースで知ったので、それほど記憶にのこっていませんでした。
確かに、リーマンショックの時は連日日経平均が300円以上下がり続ける状況に、ものすごく恐怖を感じましたね。
投資家にとっての一番の恐怖は、パニック的な暴落なのは間違いないですね。
この日記、とっても勉強になります。
kuma-nomiさんが紹介してくれた記事もいいですね。
VIX、深いですね。
日本のVIX ETFが20%以上上がらず、残念でしたが(涙)
VIX指数がこれだけ上がったのに、何でETFは上がらないのか?
現在検証中です。
もう少し様子を見てから、結論を日記に書きたいと思います。