ポイント
円高の重石もあったせいか、下落でスタートした日経平均株価でしたが、すぐに持ち直して、ザラバは堅調に推移しました。現在ダウ先物は上昇基調で推移しているのですが、上げ幅は縮小しています。ナスダック先物は下落しています。したがって、明日の日経平均株価には多少警戒を要する展開と見ています。
日経平均株価を振り返る
41円安で寄り付いた日経平均株価でしたが、すぐに持ち直し、10時過ぎにはプラスに転じました。後場に入ると一時45円高まで上げ幅を拡げ、大引けにかけて多少調整を見せましたが、16.12円、0.15%で大引けとなりました。
対ユーロで円高への振れがおさまり、円安方向に転じたことや、前日急落した上海市場が落ち着きを取り戻したことが、ザラバの堅調さを支えたと見ています。
ただし、重要な決算を控える米国市場を確認したいという様子見の動きが上値を抑えたようです。
海外市場の動向
アジア市場はマチマチでした。台湾(+1.1%)、インド(+1.1%)が1%を上回って上げています。前日急落した上海市場は0.09%高と落ち着きを取り戻しました。
欧州市場は上げています。英国、ドイツ、スイス、オーストリアなどが1%超の上昇率となっています。ユーロが急速に上昇しているのが目を引きます。ロシアがスペイン国債を購入するという噂が流布したと伝えられています。ただ、それだけではなく、ギリシャやスペインの短期国債が無難に消化されたことや、ドイツの強い景気指標が発表されたことなどが影響していると思われます。
GLOBEXでは、ダウは12ドルほど上昇していますが、ナスダック100は18.0ポイント下げています。
今日は1月のニューヨーク連銀製造業景気指数、NAHBによる住宅市場指数が発表されます。加えて、シティーグループの決算、そして引け後にはアップル、IBMの決算が発表になります。
CEOが療養のため休養というニュースが伝えられたアップルが時間外で4.63%の急落となっているのが気懸りです。
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