ポイント
中国人民銀行の預金準備率引き上げに伴う中国市場の下げが、日経平均株価の後場の水準を押し下げました。それを除けば、軟調なマーケットという印象はありません。ただし、大引け後に円高が進んでいることが、明日の日経平均株価の重石になりそうな様子です。
今日のマーケットを振り返る
先週金曜日の米国株式市場が上昇したことを受けて、63円高で寄り付いた日経平均株価は、小動きで前場を終えました。ところが、後場寄りに大きく値を崩し、すぐに一段の下げは止まったものの、切り返しは見られないまま、3.82円、0.04%の小幅高で大引けとなりました。
後場の下げを牽引したのは、中国人民銀行の金融引き締め強化を嫌気して3.03%の急落となった上海市場であったようです。
それを除くと、ドル円が円安方向に振れたこともあって、ハイテク企業などに堅調な動きが見られました。小売りなどが強かったこともあって、軟調なマーケットという印象ではありませんでした。
後場に反発が見られなかったのは、米国市場が休場であるため、様子見の姿勢が強かったことによると見ています。
海外市場の動向
アジア市場は、上海の大幅な下げもあって、全般に軟調です。上げたのはマレーシア(+0.29%)とシンガポール(+0.11%)。ただし、上げ幅は僅かです。
欧州市場はマチマチです。上げも下げも小幅な推移にとどまっています。
米国市場は、キング牧師誕生日で休場です。
明日の日経平均株価への示唆
日本市場の終了後に、対ドル、対ユーロで円高が急速に進んだことが、明日のマーケットの重石になる可能性を警戒しています。
追記
PCの不調が続いています。
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