SiGe夫さんのブログ
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ものづくりにおけるリスク管理
マネーの世界と同じように、ものづくりの現場でもリスク管理が必要とされます。
ですが、お客様よりお金をいただいている以上、ロスカット、というわけには行かないので、どうやってリスクと付き合っていくか、がものづくりにおける難題の1つです。
一般的に用いられることが多いのが、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)と呼ばれる手法です。
FMEAとはなんぞや、というのを簡単に説明すると、
様々な段階で起こりうる故障モードを検討し、ランク付けすることでリスク管理を行う、という手法です。
様々な段階、というのは例えば
・製造、組み立て工程
→傷などによる不良が出ないか
・出荷テスト
→テストで弾くことができない不具合がないか
・出荷後、エンドユーザーの使用状態
→高温、多湿状態などでの長期信頼性
等等です。
FMEAのランク付けは、主に3つの項目について行い、最終的に、3つの得点の掛け算で重要度が決まります。
通常、各項目10段階評価で、点が高いほど深刻な影響となります。
・故障発生時の影響度
故障発生時に、人命に関わる恐れが不具合などが10点となります。
・故障品の検出率
出荷試験などでスクリーニングできれば0点。
全くできないようなものは10点となります。
・故障品の発生率
発生頻度が高いものほど高い得点がつきます。
この考え方の特徴は、どれか1つでも0点がつけられれば大丈夫、となることです。
例えば、発生率が極めて高く、人命に関わるような故障であっても、出荷試験で完全にスクリーニングできれば、採点結果は0点となるので大丈夫だ、問題ない、となります。
(もっとも、そこまで歩留まりが悪いと、商売として成り立たないのでNGでしょう)
そうは言っても、軽々に0点、をつけることは難しいのです。
マネーの世界でも似たような考えが出来るかもしれませんね。
最も、リスクとリターンを天秤にかける必要があるので、より複雑かもしれません。
銀行への預金、を例にすると
・ペイオフでは1000万円までしか保証されない
・決済用預金は利息がつかない
・インフレが起きたら残念なことに・・・orz
・税務署にバレバレ
・マルサにばれた時のペナルティ+ドロボーさん(タンス預金ダメ、ゼッタイ)
などなど。
ウソかホントかわかりませんが、中学の社会化の授業で、先生がこんなことを言っていました。
昔々あるところに、ノンダクレでダメダメな兄と、生真面目で貯金が生きがいの弟の兄弟がいました。
ある日突然のインフレが起きてしまい、悲しいことに弟の貯金は紙くず同然となってしまい、ノンダクレの兄は莫大な財産を得ることができました。
なんと兄は、飲んでいたお酒のビンを捨てずに大量に残っていた為、そのビンが財産に化けたのです。
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どこの世界もリスク管理は難しいんですね。
おしまい。
人脈作りも難しいです。
どこでどう転ぶか解らないですから、気を抜けませんね。
モノはウソをつきませんが、人は気まぐれですからね(笑)
配達も大変です。
急ブレーキなんかかけたら荷物が運動会です(笑)。
ひっくり返った鰻を何もなかったかの様に元に戻すのは一仕事です(笑)。
輸送時のトラブルも悩ましいですね。
出荷時はなんともないはずなので、水掛論になることが多々あります。
鰻をひっくり返したって、体験談ですか。
なんとも拾い集めるのが難しそうですね(笑)