ポイント
海外市場は軟調な推移です。上海市場が大引け前に値を崩し、欧州ではイタリア、スペインが大きく下げ、雇用統計で材料出尽くし感が漂う米株先物も軟調な推移です。明日の日経平均株価には逆風になりそうな様子です。
海外市場の動向
アジア市場は下げています。インドネシア(-4.21%)、インド(-2.38%)、上海(-1.61%)と大幅な下落が目立ちます。原油などの国際商品や、新興国市場に流れ込んでいたホットマネーが神経質な動きをしていると推測しています。12月の輸出が予想を下回った中国の景気減速懸念も気になります。
欧州市場も停滞しています。イタリア(ー1.53%)、スペイン(-1.29%)、フランス(1.53%)などの下げ幅が大聞くなっています。その他オーストリア(-1.64%)ベルギー(-1.41%)も1%を越える下落です。
このような流れを反映して、GLOBEXでは、ダウ(-47ドル)、ナスダック100(-10.50ポイント)ともに軟調な展開で、下げ幅は拡大しています。
今日の引け後に発表されるアルコアの決算を皮切りに、本格的な決算シーズンに入るのですが、好調が予想される企業業績に対する期待感はあまり感じられません。それより、雇用統計を織り込み、材料出尽くし感や海外市場の軟調な動きを警戒する動きが感じられます。
日経平均株価への示唆
CMEの日経先物価格(円ベース)は11,420円となっています。ダウ平均株価がこのまま停滞気味に推移すれば、火曜日の日経平均株価は下げてのスタートになりそうです。
ドル円は雇用統計発表後大きく円高に振れています。現在は多少円安方向への戻りが見られますが、マーケットを押し上げるような円安にはなりそうもないと見ています。
明日は、11月の景気動向指数の速報値のほか、12月の外貨準備高などが発表されますが、マーケットへの影響は限定的なようです。
したがって、為替の動きに注意する必要がありますが、ザラバは上値の重い展開になりそうです。
お詫び
明日は所用のため、早朝から外出します。「今日の日経平均株価は? 1月11日」を書く時間がなさそうです。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
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