今日のマーケットを振り返る 1月7日

スケアクロウさん
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ポイント

 円安と上海株の上昇に牽引されて、後場の日経平均株価が強含む局面も見せましたが、基調は小動きでした。米国の12月雇用統計に発表と、国内での3連休を控えて、様子見の展開となりました。現在米株先物は軟調な動きですが、雇用統計を前に身構えているということで、一段と軟調になるようなことはなさそうです。

日経平均株価を振り返る

 23円安で寄り付いた日経平均株価は、前場ではそのまま軟調な推移が続きました。しかし、後場になると反発を見せ2時過ぎには20円高をつけました。その後利益確定と見られる下げ局面もありましたが、11.28円、0.11%高で大引けを迎えています。



 全体に小動きでしたが、後場に入ってからの反発は、ドル円の円安への振れが重要な背景になったと見ています。



 加えて、上海市場の上げも、マーケットを押し上げたようです。



海外市場の動向

 アジア市場はマチマチ」ですが、下げ幅の大きい市場が目立ちます。インドネシア(-3.29%)、インド(-1.68%)、台湾(-1.13%)の他、シンガポール、香港が下げています。

 欧州市場はスウェーデンを除いて下げています。ただ、イタリアが0.96%と比較的に大きく下げている他は、全体に小幅な値動きにとどまっています。

 GLOBEXでは、ダウ(-7ドル)、ナスダック100(-1.75ポイント)ともに下げています。下げ幅は拡大していたのですが、直近は縮小してきました。



 軟調というよりは、これから発表される12月の雇用統計を前に、身構えているという感じです。非農業部門雇用者数が15万人の増加、失業率は9.7%がコンセンサスですが、どう出るか楽しみです。

 今日は、その他に12月の消費者信用残高の発表が予定されています。

ちょっと一言

 個人的には、強い雇用統計は、FRB の金融緩和政策持続の観点から好ましくないと考えていることは、既に申し上げてきました。

 ただ、ADPの強い数字もあって、好調な雇用統計を期待した楽観的な雰囲気に包まれて、今日の米株先物は上昇すると見ていました。今のところは、残念ながらアテが外れた推移となっています。

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