今日のマーケットを振り返る 1月6日

スケアクロウさん
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ポイント

 雇用関連の強い指標を背景としたダウ平均株価の上昇と、大幅な円安への振れを受けて、日経平均株価は大きく上昇しました。今日も米株先物が上げ幅を徐々に拡大しているため、明日の日経平均株価も堅調なスタートが期待できそうです。

今日の日経平均株価を振り返る

 96円高と大きく上昇してスタートした日経平均株価は、ザラバで徐々に値を切り上げ、148.99円、1.44%高で終えました。



 ダウ平均株価が小幅ながらも上昇したこともあったのですが、ドル円が大幅に円安に振れたインパクトが大きかったと見られます。



 輸出関連株の好調さが目立ちましたが、東証33業種がすべて上昇していますから、円安がマーケット全体を底上げしたと見ています。ザラバで、ドル円は僅かに円高方向に振れたのですが、前日からの円安のマグニチュードが大きく、マーケットはほとんど気にしなかったようです。

海外市場の動向

 アジア市場はマチマチでした。下げたのはインドネシア(-1.25%)、インド(-0.68%)、上海(-0.51%)、韓国(-0.23%)。中国人民銀行のトップがインフレリスクに強い懸念を表明したことから、金融セクターが低迷した上海の動きが気になりましたが、日本への影響は見られなかったようです。



 アジア市場とは対照的に、欧州市場は堅調です。下げているのはオーストリア(-1.81%)、ベルギー(-0.26%)。全般に上げているのですが、上げ幅は限定的です。

 GLOBEXでは、ダウ(+28ドル)、ナスダック(+6.50ポイント)ともに上昇して推移しています。上げ幅は徐々に拡大しています。



 今日は週間ベースの新規失業保険申請件数の発表が予定されていますが、前日の雇用関連の指標が強かったこともあって、強い数字を期待する明るいムードが感じられます(油断は大敵ですが)。前週の38万8千件に対して40万件というのがコンセンサスです。

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