今年一番の成功&失敗銘柄

坂本彰さん
坂本彰さん
私は自分の売買履歴をノートに書いています。

株を買う時と売った時、その理由を書いておけば
後で読み返しても、動機を思い出すことができます。

他にも、描いたストーリーが崩れた時など、
すぐに損切りをすることができるからです。

そこで今回は、恥ずかしいですが、自分の中で
今年一番の成功銘柄と失敗銘柄を紹介いたします。

これから株を始める方や、初心者の方に何かしら
伝えられることが出来れば嬉しいです。

その2銘柄は

成功 イオンディライト 9787

失敗 アクセル 6730

になります。

まずイオンディライトからですが、こちらは合併前の
チェルト 3354を保有していたことが良い結果となりました。

チェルトは2009年3集の会社四季報で見つけた銘柄です。

売上、利益とも上昇基調ですが、PERは5倍台、ROEは
10%以上と優良銘柄な上に無借金経営で配当利回りが5%以上
という好条件が重なった株だったので、気に入っていました。

業績は前年比+数%程度なので株価は横ばいでしたが、配当も
高いため3月までに300株まで買い増ししていました。

そして3月25日、イオンディライト 9787に吸収合併される
ことが発表され、それをきっかけに株価は急騰。

それまではプラスとマイナスを行ったり来たりの損益だった
のですが、発表1ヶ月後の評価額は、買値の1.5倍くらいまで
膨らみました。

合併後はチェルト100株につきイオンディライト130株が
割り当てられました。

今でも保有を続けており、+18万の含み益になっています。
(配当金も2回ほどいただきました。)

続いて失敗銘柄ですが、こちらはアクセル。

4月19日に初めて購入し、その後300株まで買い増しします。

ノートには、売上が上り調子だったことと、配当金が一株
160円と、かなりの高配当株だったことがありました。

しかし、ここから約5ヶ月後の9月15日、下方修正の発表が
ありました。

11.3月期の売上高予想を従来の150億円から91億3000万円へ、
純利益予想は29億3000万円から12億8000万円へと、何と
56%もダウンしたのです!

この業績であれば一株利益予想も103円にしかならず、
配当予想160円よりも下です。

今年は同じでも、来年も同じような業績であれば必ず
配当も下方修正されますので、すぐにすべての保有株を
売ると決めました。

PERも約20倍まで上がりますし、まだまだ株価は
下がると判断したのです。

が、当日はストップ安で売ることができず、翌日の
16日、大幅に下げた寄り付きで売ることができましたが
マイナス34万円の大損失となってしまいました。

さすがに今回の一件は、自分の銘柄選びを再度考え
させられる事態となりました。

敗因は、会社四季報2010年2集から4集まで業績予想が
下がり続けているにも関わらず保有を続けたこと、

そして「高配当」という幻想にうつつを抜かして、源泉となる
利益の伸びをきちんと把握していなかったことが要因でした。

この件から、会社四季報予想の精度の高さと、業績をしっかり
確認することの大切さを痛感することができました。

高い授業料を払いましたが、私と同じような失敗は出来るだけ
避けるようにしてくださいね。

ちなみに、この反省から学べたこともありました。

自分なりに要因を分析して色々調べ上げ、銘柄選びに改良を
加えることができました。

「さかもっちゃん。ピンチはチャンスやで!」

この言葉は昔、ある方から私を元気づけてくれるために言って
くれた一言です。

7~8年くらい前になりますが、今でもしっかり覚えています。

http://saig.livedoor.biz/archives/2002000.html

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