ポイント
年末モードということなのでしょうか、鈍い動きでした。後場に入って利益確定の動きが目立ちました。米株先物は堅調ぎみな小動きですが、ドル円が円高に振れていることら、明日の日経平均株価は多少下げてのスタートとなりそうな様子です。
日経平均株価の動向
25円安で寄り付いた日経平均株価は、終日軟調に推移して、63.36円、0.61%安で大引けとなりました。後場に入って若干停滞色が強まりました。
金融引き締めに反応して、前日の午後から急速に値を崩した上海市場が、今日も1.74%と大きく下落したことが、日経平均株価の後場に影響したと見られます。
ドル円が円高に振れたことも重石になったと見ています。しかし、正直なところ、為替に対する反応はかなり鈍いという印象でした。年末モードのためか、年末高への期待が支えたのか、理由は判然としません。
海外市場の動向
アジア市場はマチマチでした。上海と香港(-0.93%)の下げが目立っています。
欧州市場は小幅ながら、全体に上げ基調です。ただし、軟調なのはイタリアだけだったのですが、ベルギーとスウェーデンも下げに転じてきましたので、基調は必ずしも強いわけではなさそうです。
GLOBEXでは、ダウ(+25ドル)、ナスダック100(+4.75ポイント)ともに小幅高で推移しています。
今日は、10月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、12月のカンファレンスボードによる消費者信頼感指数とリッチモンド連銀による製造業指数の発表が予定されています。
明日の日経平均株価への示唆
ダウ平均株価は堅調ぎみなのですが、為替が円高に振れていることが日経平均株価の重石になりそうで様子です。多少下げてのスタートを想定しています。
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