予測禁止

[ISAC.WaKSさん]

株などの売買をするときに多くの人は予想あるいは予測をしていると思う。私も予測する。ただし、しないときもかなりある。予測するときは経済情報や個別会社の財務情報やチャートを見たり調べたりして、だから上がるだろうとか下がるだろうとか考える。予測しないときもかなりある。予測しないときはシステムに乗って注文するときとか、オプションのバランス調整のための注文をするときとか先物の定型パターン取りなど。結果的には予想しないやり方の方がかなり成績はよい。普通の株の売買で予測しないでランダムに取引すれば手数料を除けば年率２％の配当分くらいは利益になるのが平均値かと思うが、予測するとどうも総合的にはこれよりも分が悪くなる。これは予測能力が足りないか、予測の技術が不足しているためといえるかもしれないが予測が当たり利益まで持って行ける人はどのくらい居るだろう。単純な例では下落してきて株価がチャートの枠の右下いっぱいにあるともう底に届いているように見えて上昇の予測をしてしまう傾向はないだろうか。予測をしないトレードは順調なときは気楽でいいね。ただ、システム取引ではドローダウンのない完璧なシステムはないので、ダマシが多い状況では悩みが付きまとう。今年の後半は私の基本スタンスの純張りスィングのシステム売買には厳しい時期だったと思う。ただ、１１月以降の上昇局面ではしっかり取れているので、結局は悩まない方が得だったといえる。来年は予測で売買する銘柄とシステムで売買する銘柄をきちんと分けようと思う。予測するグループはいわば趣味のためで、システム売買の銘柄は予測禁止を徹底し、システム自体の改良に努めることとする。