クリスマス・モードとはいえ、何とも動きのないマーケットでした。
70円安で寄り付いた日経平均株価は、僅か27円足らずの値幅での値動きを繰り返したまま、67.29円、0.65%安で大引けとなりました。日経新聞によれば、25年ぶりの小幅な値動きであったようです。
円高がマーケットの上値を抑える一方で、米国経済の回復期待が根強いことがマーケットを下支えるという構図であったと指摘されています。
昨日の投稿記事「1ドル82円台の為替の株式市場への影響は?」で、日経平均株価がドル円とダウ平均株価によって決まってしまうと指摘しましたが、そのような性格が鮮明に出たという感じです。
ただし、ダウ平均株価の上昇と、米国経済の回復期待は同じものではありません。
ダウ平均株価の上昇過程をたどると、強い経済指標に対する反応は比較的に鈍く、弱い経済指標は意に介しないどころか、むしろ好感する動きが目立ったことに注目しています。
つまり、米国経済の回復期待が根強いことが下支え要因になったというよりも、ダウ平均株価を大きく下落させることを許容しないFRBの強力な金融政策に対する信頼感がマーケットを下支えたということなのだと考えています。
今日は、このあと所用のため、簡単なコメントで失礼します。明日、きちんとご報告いたします。
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