米国マーケットを振り返る 12月15日

スケアクロウさん
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ポイント

 好調な経済指標にもかかわらず、ドル高がマーケットの頭を抑え込みました。

ダウ平均株価の動向

 好調な経済指標に押し上げられて、午前中は堅調な展開となり、11時過ぎには42.5ドル高をつけたダウ平均株価でしたが、午後に入ると調整色が強まり、19.07ドル、0.17%の小幅安で終了しました。



 調整の背景は、欧州の財政懸念を映したユーロ安ドル高への振れであったと見ています。



 ムーディーズ社による格下げが検討されていると伝えられたスペイン(IGBM)が1.51%の急落となっています。イタリアも1.44%と大幅に下落しました。



 加えて、米国の長期金利が一段と上昇したのもマーケットも重石になったようです。



 ローン金利の上昇が収益悪化要因になるという懸念から、JPモルガン・チェースが1.42%下げるなど、銀行セクターの軟調な動きも、マーケットの調整を加速しました。



日経平均株価への示唆

 米国長期金利の上昇を反映して、対ドルで円安が進んだことから、ダウ平均株価の下落が日経平均株価に与える影響は限定的と見られます。

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