ポイント
前日に比べて大きく円高に振れたにもかかわらず、日経平均株価は小幅に続伸しました。円高に上値を抑えられながらも、20億株を越える出来高が示唆する先高期待が強力な下支えとなったようです。現在、GLOBEXのダウ先物価格は11ドル高。上げ幅を縮小していたのですが、11月の小売売上高がコンセンサスをきっかけに僅かに持ち直したように見えます。ただし、FOMCが控えていますので、それまでは様子見から大きくは動けないだろうないだろうと考えています。
日経平均株価の動向
21円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに回復への動きを見せましたが、52円ほどの狭い値幅の中の値動きに終始しました。22.88円、0.22%の小幅な上昇で大引けを迎えています。
前日に比べて大きく円高に振れたことがマーケットの上値を抑えました。ただし、ザラバでは為替の動きは落ち着きを見せています。
円高のプレッシャーを、先高期待が下支えたことから、ザラバは小動きに終始したようです。
内需関連の堅調な動きをするものが見られたのですが、三菱地所が1.97%上昇したのが目を引きました。不動産経済研究所が発表した11月の首都圏および近畿圏のマンション契約率が堅調であったことが理由の一つであろうと見ています。
海外市場の動向
アジア市場はマチマチですが上げが優勢です。下げているのはシンガポールとインドネシア。全体に小動きです。
欧州市場もマチマチです。下げている市場がやや多いようです。やはり全体に小幅な動きです。
米国市場は開始したばかりですが、ダウ24ドル高、ナスダック総合指数は5ポイント高と小幅な動きです。
11月の小売売上高がコンセンサスを上回り、卸売物価が僅かに強めの数字でしたが、マーケットへのインパクトは限定的です。FOMCを控えて様子見姿勢が強そうに見えます。
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