長期投資家の決算の見方

[坂本彰さん]

 

長期投資家は、企業成長に夢や希望を託して株を買い
保有し続けます。

ですが、購入後は寝て待つだけではなく、その企業が
自分の思い描いている通り成長しているかを確認することも
投資家として大切なことです。

私の場合、購入後も保有銘柄の業績はチェックしますし
会社四季報以外にも、四半期ごとの業績発表の数字はかかさず
ノートに書き写します。

具体的には決算短信の１ページ目に記載されている

売上高
経常利益、純利益
前年比対比の増減率

以上たったの数項目ですが、ここを定期的に控えておくだけで
今後の売買判断が出来ます。

売上、利益が前年同時期と比べてさらに上昇していれば、
買い増しをしてもいいと判断できます。

逆に、前年と比べて成長率が下がっていれば、買い増しは
せず保有を続けながら様子見です。

次の四半期決算短信で下げ幅がさらに拡大すれば売りの
判断を考えますが、一度下げただけでは判断できません。

重要なのは、足元の四半期決算の積み重ねであり、
長期保有に適していているのか？それとも違うのか？

というのは結果論でしか答えられない、というのが
今まで10年以上投資してきた経験から感じています。

株価上昇の根幹となる利益成長だけは、自分でしっかり確認
しておかないと株で資産を作る夢から遠くなっていきます。

その他にも色んな判断材料はありますが、気になった方は
保有銘柄の四半期決算短信をチェックしてみることから
始めてみましょう。

会社ホームページのＩＲ情報から入手できますので、
キーワード検索をすれば閲覧できます。

http://saig.livedoor.biz/archives/1977108.html

「今回のブログ記事、参考になったよ」と言う場合には
ブログランキングボタンをクリックしていただけると
助かります。