ポイント
GM再上場と、コンセンサスを大幅に上回った11月のフィラデルフィア連銀景況指数がダウ平均株価の急騰を牽引しました。
米国マーケットを振り返る
2.6ドル高でスタートしたダウ平均株価は見る見る上昇して、10時半頃には180ドル程度まで上げ幅を拡大しました。その後上昇は止まったものの、堅調に推移して173ドル、1.57%の大幅高で終えています。
スタート直後の急騰は、再上場したGMの寄り付き価格が35ドルほどと、公募価格33ドルを上回ったことが大きく影響したと見られます。
10時に発表された11月のフィラデルフィア連銀景況指数が22.5と、コンセンサスであった5.0を大幅に上回ったことがマーケットを一段と押し上げました。3.38%上昇したボーイングの株価の動きに、好調な景況指数の影響がうかがわれます。
この指数の発表と同時に、ドル円が大きくドル高円安に振れており、インパクトの大きさを示しています。
13.83%と大幅に低下したVIX指数が、マーケットのセンチメントの改善を示唆していますが、特にスタート直後からの急速な下げが印象的です。
日経平均株価への示唆
GM再上場に沸く米国株式市場の急騰と、11月のフィラデルフィア連銀景況指数を引き金にするドル高円安への振れが、今日の日経平均株価を押し上げる要因になりそうです。
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