政治主導であらぬ方向へ去る9月末、内閣は消費者庁にプロジェクトチームを発足させた。その名も「こんにゃく入りゼリー等の物性・形状等改善に関する研究会」。2008年までに22件の死亡事故が発生したこんにゃくゼリーの「形と硬さ」の基準を決めるためのもので、目下、「物性・形状改善サンプル」を作製し、「窒息事故リスク」を評価する実験が行なわれている。つまり、“こんにゃくゼリーはどれほど危険か”を専門家に分析させているのだ。http://www.news-postseven.com/archives/20101117_6017.html税金でこんにゃくゼリーを研究するそうです。ところで、こんにゃくゼリーの判決が出たようだ。1歳の男性が、祖母から与えられたこんにゃくゼリーを口にして、のどに詰まらせ死亡したという事件。「こんにゃくの特性であってゼリーの欠陥ではない」、ということで棄却となった。遺族側は、ゼリーは大きさや硬さなどの点から飲み込みにくく、容器の形状などにも問題があり、設計上の欠陥があると主張していたそうだ。6200万円ほどを要求していた。ゼリーは大きさや硬さなどの・・・、ゼリーをハムに変えたり、パンに変えたりすれば、たいていの食品系企業に使えるという主張。もしこれで勝訴となったら、なんでもありの世の中になってしまう。