ポイント
G20を受けて、多少落ち着かないスタートとなりそうな気配があります。一応、寄り付きは9,410円の近辺と、先週終値を僅かに下回った水準を想定しています。ザラバに影響の大きいドル円は僅かに円高方向に振れて始まっていますが、一段の円高もありうるため要警戒と見ています。ザラバは寄り付きの水準にもよりますが、軟調な展開を念頭に置いています。
今日の日経平均株価は?
寄り付きのメドとしているCMEの日経先物価格(円ベース)が、早朝に突然急落を見せました。9,325円まで売られています。ただし、すぐに回復しており、現在は9,410円の近辺にあります。したがって、これを今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
なぜ9,325円まで下げたのか、原因は不明ですが、G20を受けて為替介入がしにくくなったことから、円高への歯止めがなくなったことと関係があるかもしれないと憶測しています。ただし、単なる技術的なことなのかもしれません。
その為替ですが、ドル円が僅かに円高方向に振れて始まっています。一段の円高もありうるため、警戒態勢は欠かせないと考えています。
ユーロドルはユーロ高ドル安でのスタートです。この図を作成した後にユーロ安ドル高方向に戻しているようなので、大きな心配はなさそうですが油断はできません。
というわけで、為替の不安定な動きに警戒しながら、慎重にザラバに臨みたいと思っています。
今日は9月の貿易統計の発表が予定されています。決算は29社ほど。カゴメ、JSR,日立国際電気、SMK,ニッセン、タカラレーベンなどに注目しています。
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