ポイント
ナスダック総合指数の堅調な動きが多少目を引きましたが、全体的にはG20を意識しながら小動きに推移したという印象です。月曜日の日経平均株価への影響は僅かだろうと思われます。
米国マーケットの動向
スタート直後には小高い局面も見られたダウ平均株価ですが、すぐに値を消して、そのまま停滞気味に推移しました。大引け直前に戻りを見せましたが、14.01ドル、0.13%安で終えています。
停滞気味とはいえ、マーケットのセンチメントは悪くはありませんでした。VIX指数は低下基調を維持していて、投資家のリスク許容度はむしろ高まっています。投資家が楽観的になったということです。VIX指数は結局2.54%低下しました。
この動きに沿うようにハイテク指数が上昇しています。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が2.02%上げました。
これが0.8%高と堅調な動きを見せたナスダック総合指数を牽引したと思われます。
にもかかわらず、ダウ平均株価が停滞気味であったのは、好決算を発表しながら株価が停滞したものが見られたためだと見ています。アメリカン・エクスプレスが3.08%の急落となったのが目立ちました。
その他にも、ホームデポなど住宅関連の軟調さが気になりました。
月曜日の日経平均株価への示唆
CMEの日経先物価格(円ベース)9,445円の近辺が、月曜日の日経平均株価の寄り付くのメドとなりそうです。
経済指標は9月の貿易収支。決算は29社ほど。日立国際電気、SMK、タカラレーベン、ニッセンなどが含まれています。いよいよ本格的な決算期入りです。
ドル円は円高への動きが気になるところですが、とりあえず先週金曜日のザラバの水準よりは円安にあります。
というわけで、ザラバで大幅に上下することはなさそうだと見ています。
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