米国株式市場が大幅安で推移 10月19日

スケアクロウさん
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ポイント

 米国株式市場が大幅安で推移しています。引き金は中国の基準金利引き上げ。対ドルで円安が進んでいるのが多少の救いになるにしても、明日の日経平均株価はかなり下げてのスタートになりそうです。

米国マーケットの動向

 現在、ダウ平均株価は121.36ドルの大幅安となっています。



 中国が20日から基準金利を0.25%引き上げることが大きなショックとなりました。2007年12月以来の引き上げとなります。緩和的な政策から引き締め政策への明確な転換であるため、明日の上海総合指数にも相当大きなダメージとなりそうです。

明日の日経平均株価への示唆

 明日はかなり下げての寄り付きとなりそうです。

 ただし、断定的なことは言えないのですが、ダウ平均株価がこの後大引けまでに下げ幅を縮小することがあるかもしれません。理由は投資家心理を示唆するVIX指数。大幅高でスタートしたのですが、急速に下げてきています。マーケットは落ち着きを取り戻しているように見えます。現在は4.87%の上昇。驚くほどの数字ではありません。



 もう一つ良いニュースは、対ドルで円安が進んでいることです。そのメカニズムは、中国の基準金利引き上げ→中国経済減速→世界経済減速→マネーのリスク選好度低下→高金利国から低金利国へのマネーのシフト→ユーロ安とドル高、円高→ドルと円との関係ではドル高円安、ということなのだと推測されます。



 したがって、このような展開を考慮すると、日経平均株価へのダメージは、現在イメージされるよりも小さ目になる可能性もありそうです。

お詫び

 今日は外出しており、先ほど帰宅しました。明朝、詳細なご報告をさせていただきます。

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