ポイント
今日に限ったことではありませんが、いつにも増して、海外要因が気になる一日になりそうな様子です。金曜日に米国ナスダック総合指数が上昇したことを映して、9,560円の近辺と小高い寄り付きを想定しています。ザラバは、為替が小動きながらも僅かに円高方向に振れる様子を見せていることから、上値の重い小動きと見ています。ただし、昼近くには、中国共産党中央委員会の全体会議閉幕を控えた上海総合指数、午後にはアップルなどの決算を控える米株先物の動きから目が離せないようです。
今日の日経平均株価は?
先週の日経先物価格(円ベース)9,560円の近辺を日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ザラバに大きな影響を与える為替ですが、ドル円は小動きで始まっています。ただし、ほんの僅かに円高方向への動きを見せています。予断は許しませんが、マーケットへの影響は軽微と考えています。
ただし、ユーロ円が円高方向に動いていることが、日経平均株価の上値を抑えそうな様子です。
昼近くには、中国共産党第17期中央委員会第5回全体会議の閉幕と、コミュニケの発表を控える上海総合指数の動向に影響を受ける可能性があると見ています。既にかなりの期待感を織り込んで大幅に上昇しているだけに、展開が注目されます。
午後になると、アップルの他IBMたシティ・グループなどの決算に加えて、9月の鉱工業生産やNAHBの住宅価格指数の発表を前にした米株先物の動きが気になりそうです。
したがって、今日のザラバは全体として上値の重い小動きになりそうだと考えています。
国内の経済指標としては、8月の第3次産業活動指数、9月の全国百貨店売上高などの数字が出てきますが、マーケットへのインパクトは限定的なようです。
もしお時間が許せな、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」への私の投稿記事「2011年の株式市場を読む(その2)」をご参照願えればと存じます。
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