21日の日経平均は9602.11(-23.98)と小幅安。基準線、転換線の上だが、雲の上限をこえられずにさげてしまった。週足はかろうじて雲の下限近辺を守っているところ。目先、中期の大事な節目の攻防が続いているという印象だが、日足のボリンジャーはまだプラス2σ近辺で、上昇の勢いはまだくじかれてはいない。
ダウは10761.03(+7.41)基準線、転換線、雲の上。順のパターンを守っているがやや頭が重くなっている。中期も、転換線、基準線、雲の上で上昇基調を維持。
ドル円は85.13 転換線、基準線の上だが、雲の下限がたれこめ、頭が重くなっている。ちょうど週足も転換線85.48の近辺にあたり、この中期の節目を抜けられないでもがいているところ。結局週足基準線88.76までは戻せず、このへんで停滞するか、また下に折り返すかもしれない。
FOMCは追加的緩和措置を示唆する中身で、それを受けて為替が85円台を一時きる展開になったが、住宅着工件数は4ヶ月ぶりの好調であり、最大のがんだった住宅件数が回復していることからみれば、アメリカの景気回復はそこそこ堅調な軌道にのりつつあるのではないかと期待したいところだ。ドル円も85円をどんどんきって円高になる勢いはなさそうだが、さりとて88円水準までもう一段ドルを買う勢いもないようだ。為替が円高に大きくふれるようなことがなければ、もう一度東京もそろそろと上を買うようになるのではないかと期待したい。