ISAC.WaKSさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ251件目 / 全279件次へ »
ブログ

バランス投資についての考察

安定して収益を上げ続けるために、最近ペアトレードとか裁定取引などマーケットニュートラルな投資法に興味を持っていていろいろと検討しています。最初から明白なこともありますが少し判ってきたことをまとめておきます。

1. 日経平均、TOPIX、NYダウ平均、上海総合など指数の連動性は高すぎて反対売買してもあまり旨みは感じられない。多少巧くできても手数料に負けてしまう。
2. 日経平均vs個別銘柄ではたいていの個別株の動きは日経平均と強い相関関係がある。ただし、個別銘柄の方が変動は大きい。例えば個別銘柄を買って、日経平均のETFをヘッジで売っても同じ金額どうしではヘッジの効果は十分ではない。極端に言えば単に個別株を買うのと本質的には変わらない。要は変動率(ボラティリティ)に応じて投資額を変える必要がある。ただ完全にバランスしてしまえばどこまで行ってもプラスマイナスゼロとなる。
3. 電力株などは日経平均との連動性は低い。
4. 「相対的に平均より高い水準の株を売って、安い水準の株を買う」というのがペアトレードの基本のように言われるが、高くなった株がより高くなり安くなった株がさらに値下がりすることは大いにありうる。むしろそのケースの方が多い。

これらを踏まえて今実験中のルールは以下のようなものです。これまでのところ順調です。やはりポイントは上がるか下がるかの判定能力になるとは思います。普通の相場変動のなかではその変動自体にはあまり左右されずに、個別銘柄のトレンドには乗っていけて合わなければ早めに降りるという性格なので安定収益が期待できると思います。
1. 大雑把に見て変動率の似たような銘柄、普通の銘柄を選ぶ。逆にいうと極端な品薄株、ボロ株、極端にPERの高い株、電力株、価格変動が極端に少ない株などは除外する。急上昇中急降下中の株も新規では避ける。
2. ペアトレードではなく、数銘柄ずつ買玉・売玉を建てる。買いの合計金額と売りの合計金額をできるだけ近づけておく。
3. 基本的には持合い圏にある銘柄から上がりそうなものを買い、下がりそうなものを売る。問題はどのようにそれを判定するかだが、MA5に近い銘柄(±2%以内、持合い圏内)から選択する。できればMA25からの乖離の大きいもの。一例としては「MA5より上のものを買い、下のものを売る」。
4. 予想と反対の値動きになればすぐに損切りできるよう逆指値をしておく。バランスが崩れたら別の銘柄でバランスをとる。
5. 利益の乗ってきた銘柄にはトレーリングストップでついて行く。手仕舞いの基準の一例はやはり「MA5より下になれば売る」など。
6. 値上がり(値下がり)が続けば候補銘柄数には偏りが生じてしまうが、売り候補(買い候補)がゼロになることはない。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。