【トピー工業 】鋼材市況低迷と円高が懸念されるが、株価水準…

[TIW藤根 靖晃さん]

鋼材市況低迷と円高が懸念されるが、株価水準には上昇余地があるだろう

＜計画未達が懸念されるが株価水準は評価不足と言えよう＞
上方修正後の11/3期計画達成が楽観視出来なくなくなっていることが株価にネガティブである。とはいえ、（1）仮に未達に終わっても今期は大幅増益、最終黒字転換が見込まれる、（2）中国での現地一貫生産能力拡充により収益力向上が見込める、そして、（3）総合ホイールメーカーとしての競争力、などを踏まえると10年6月末実績PBRで0.55倍の株価水準は評価不足と考える。
＜計画達成はチャレンジングになったと考える＞
同社は建設機械用足回り部品や自動車用ホイールの販売好調、鉄スクラップ価格の計画前提以下での推移、などを踏まえ8月5日に11/3期上期及び通期計画（下期は据置き）を上方修正。しかし、計画修正後の急激な円高、鋼材市況の低迷、好調な中国建設機械需要の減速観測、などからTIWは修正後の計画達成はチャレンジングになったと見ている。（高田　悟）
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