Raguelさんのブログ

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小沢氏の出処進退や如何に


クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m ランキング参加中小沢氏は敗れた。21世紀の日本における屈指の政治家である彼の出処進退を見届けたい。自らを貶めぬよう願うばかりである。出処進退については、安岡正篤がその著書「活眼活学」の中で分かりやすく説いていますので、以下にその主要な部分を抜粋しておきます。「出処進退というものは実に難しいもので、民間のいろいろな世界を見ても、人間の常に新しい切実な問題ということができよう。古来節を全うす-全節ということ、特に晩節を大切にすることを重んずるのはもっともなことである。仕事もでき、地位も上がるに従って、人間はますます欲も出れば、誇りも生じ、執着も強くなって、その反対に後進を軽視し、不満が多くなり、また先輩を凌ぐ態度や行動も出がちである。これが叛逆にも通ずる。あさましいことである。(中略)「(地位だの名誉だの)そんなものがあっても自分自身に何の加うるところがあるか。そんなものがなくなっても、何の損するところがあるか。大切なことは、自分自身がいかなる人間かというところにあることを思わずに、地位だ名誉だ財産だと徒らに物によって自己を軽重するなどは、人品の卑下なること明らかである(進退皆有為)と論じ、君子は義を以って命に処し、命を以って義を害しない。即ち世に処していかなることに遭遇しようが(命)、良心の判断(義)を以って当たり、禍福利害のために良心を損なうことをしない。良心の判明するところ、進むべき場合は進む。退くべき場合は退く。命というて自らをごまかさない。良心的に楽しければ行くし、憂うる場合は之を去る。命だなどと逃げ口上を言おうか。世間の富貴利達の境に沈んで、そこから出ることのできないものは、ともすれば命ということにかこつけて、そして自らしうるものである。それで、いつも我から禍にかかっていって、卒に悟ることができない(以義処命)。」
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