代表選挙結果が終わった。菅続投。議員、地方議員は、小差。党員サポーターは大差で。ほぼ予想通りであったが、市場の期待は、カンフル剤的に小沢だったので、結果を受けて円高に大きく振れた。
もちろん戻したが、円高傾向は継続、安定化しようとしている。
昨夜の報道ステーションで、ある大学院教授の80円割れ、50円可能説があったが、経済構造が変わりつつある中で、ドル建て経済では、アメリカ、日本共に国内経済縮小、海外主流の経済活動で国内に送金のパターンがいわれていた。
華僑のような形態を想定できるそうである。
数ヶ月前に円高の進行時に、製造業が海外流出という考えが出ていたときに、小松左京の日本沈没のテーマを思い出していたが、日本という国がなくなり、海外で生きていくことが日本人にはできるのかという問題提起だ。
当時は、華僑よりユダヤ人のアメリカでの活動が取りざたされていたことから、テーマが想定されたのではないかと個人的に思う。
そして、現在のアメリカ中心から中国・新興国に経済活動の中心が向き始めている状況をどう日本としてアプローチしていくかが問われている気がする。
国内状況としては、雇用、産業構造変化への対応、福祉財源の確保と国としての福祉改善、技術立国としての国家支援策が問われている。
菅、小沢、自民党が協調しながら各種課題に対応できなければ、方向が定まらないとも言える。（消費税・企業減税）
さて、円とドルについては、今後出てくる経済対策で変わるだろうが、今週は円高株安継続、新内閣の顔ぶれか日銀の具体的方策により、一時的な改善が見られると予想する。株については、大きな好転材料が出ない限り、一部を損切りにしたい。
