最近は急激に円高が進んでいます。
連日為替が話題になり、1円動いただけで
翌日の輸出関連銘柄は数%も株価が上下していきます。
政府はそれに関しても、口だけはモゴモゴさせて
何も具体的な行動を起こさないわけですが、
これも国民には言えない事情がありそうですね。
あくまで個人的な意見なので、独り言だと受け止めて
いただければ結構ですが、政策立案が相場や為替の
動きを転換させることはあります。
実際に結果は出せなくとも、方針を強く打ち出すことで
結果が変わることもあるのです。
例えば株式なら、利益は変わらなくても新製品や新薬の
発表で株価が急騰するのと同じです。
古い話になりますが、昔、オーストリアがハイパー
インフレになった時がありました。
敗戦国として多額の賠償金を請求され、それを賄うため
大量に国債を刷り続けたことが原因のようです。
しかし1922年9月にインフレ率が急にとまり、
ハイパーインフレが突然おさまったそうです。
(国債はその後も刷り続けていたにも関わらず)
その理由を研究者が調べたのですが、一番の要因は
1922年8月にオーストリア救済についての協定を交渉
し始めたのがきっかけだったそうです。
これがきっかけで事態は終息しました。
つまり、国民はこの発表で今までの食糧難や生活の
不安定が解消されると思ったわけです。
今、政府が為替について何の動きがないのは、もしか
したら言わないでくれ、動かないでくれと言われている?
のかもしれませんが・・・
(今のアメリカがそれを望んでいる?だとしたら今の米は
私たちの想像以上に傷は大きい!?)
政府の強い発言や姿勢が、為替の動きを転換させる
要因にもなるということは覚えておいてください。
今後どこまで円高が進む等、私にはわかりませんが、
今回のハイパーインフレ終息の話が、何かのヒントに
なれば嬉しいです。
http://saig.livedoor.biz/archives/1887919.html
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