【ユタカ技研】アジアが好調、計画を上方修正

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
アジアが好調、計画を上方修正

<株価は評価不足との見方を継続>
(1)11年3期は直近の円高を勘案しても金融危機前の好況時並の利益が見込めるまで業績が回復している、(2)ホンダ(7267)の新興国ビジネス伸張とともに中期的業績拡大が期待できる、(3)指標面に割高感がない、などから、TIWは前回5月18日付けレポートで示した株価は評価不足との見方を継続する。
<上方修正した通期計画にはなお上ぶれ余地があろう>
11/3期1Q(4-6月)は全ての地域での受注増により大幅増益となった。同社は8月30日に期初公表の計画上方修正を発表。アジア、国内の受注見通し改善が背景。直近の円高影響やや原材料値上などを確り織込み通期営業利益見通しは従来計画を9億円上回る内容となった。TIWはアジア数量に更に増加のオポチュニティがあると見て同社修正計画を上回る着地を現時点では予想する。
<インド第一拠点を売却、第二拠点に集中>
同社は本年10月にインド子会社の株式譲渡を行う方針を表明。譲渡対象は01年に設立した同社の第一拠点で四輪排気系部品をGMや現地完成車メーカー向けなどにも供給する。同社は07年にホンダ拠点近くのデリー近郊に第二拠点を設立しているが、今回の決定によりインド事業は主要顧客に近い第二拠点へ集中を図る。(高田 悟)

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