呑気呆亭さんのブログ
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某ファンド 投資セミナー 雑感
今回は、さわかみファンド主催のセミナーに参加して感じたことを書きます。
(これは、昨日の日記の続きです。 http://minkabu.jp/blog/show/269804)
◎セミナー参加者の年齢層が若い!
今まで、少数だが証券会社主催の投資セミナーに参加したことがあります。
これらのセミナーと比べて、さわかみファンドのセミナー参加者は相対的に若いのである。 証券会社のセミナーでは、定年退職後の参加者が多いのに比べて、このセミナーでは現役世代が多かった。 講演の途中で澤上氏が3人のセミナー参加者に、「あと何年の余生があると思うか?」という質問をした。 答えは、40年・20+α 年・40年であった。 確かに、長期投資を考える人たちが高齢者ばかりだとすれば、一種の自己撞着なので、当然と言えるかもしれない。 現役世代が、既存の年金システムに不安を感じていることを反映しているともいえる。
◎個人金融資産の重要性
講演の中で出た話題の一つに、日本は不況だ不況だと言われているにも関わらず現実の生活に不況感は現われず、豊かな生活レベルを維持している という指摘があった。 これはもちろん、社会のどこを見るかによって答えが違ってくる評価なので、議論の余地がある。 しかし、海外の不況なら衣類等にも明らかな影響が出るのに、日本では相変わらず豊かな生活をしているというのだ。 この点に関して、小生も同じように感じている。 この秘密は、たぶん、1,400 兆円を超える個人金融資産の存在だと思う。 この金額は、失われた20年の間も着実に増え続けて来た。 この資産の存在が、ニートやパラサイトシングルという日本独特の依存体制を可能にしている源泉なのだと思う。 ところが、この金融資産の伸びが止まったのだ。 団塊の世代が完全に退職すれば、確実に 貯蓄から消費へと流れが変わり、個人金融資産は減少するはずだ。 ちなみに、日本の個人金融資産総額は世界第2位であり、第1位はアメリカで、約 4,200 兆円である。
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たいていのファンドは日経対比で言い訳していればいいので気楽ですよね。責任はないんだし。1.05%の手数料で20億円は確かに投資より確実ですね。
長期投資ならREIT-ETFのドルコスト平均法がいいと私は信じています。
3回に亘るセミナー報告をお読み頂きありがとうございました。
さわかみファンドは 自分自身大いに興味があったので、自分のために書いたものです。
老後の生活を経済的に安定したものにするために 誰もが考えてみなければならないテーマだと思います。
精神的に豊かな生活を送るには、経済的自立が不可欠なんだと思います。
> 長期投資ならREIT-ETFのドルコスト平均法がいいと私は信じています。
マルキール氏は、コストの安いインデックスファンドへの投資を薦めておられます。
アクティブファンドが、インデックスファンド以上の成績を残せるかどうかと言う点には非常に興味があります。
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rninkabuさん おはようございます
> ファンドの資産を13年で2000万ドルから140億ドルへ世界最大の規模にしました。
ファンドの規模が大きくなるのには、2つの要因があります。
一つ目は、利益を上げて投資家の元本を増やすことです。
もう一つは、そのファンドへの新規資金が増えることです。
ファンドの規模が大きくなるという場合は、これら二つの寄与を両方とも含んだ数値になります。 これらを明確に区別しないと誤解をします。
例えば、日本で有名な「さわかみファンド」は、1999年8月に純資産16億円でスタートし、 2010年4月30日現在の資産は、2,564億円です。
従って、11年間弱で資産を160倍にふやしたことになります。
ところが、ファンド設定来の利益は、38.5% です。 決して 15900% ではないんです。
従って、<<(答え)毎月4.3%の利益を上げていた。 >> は、間違いでしょう。 (^.^)/~~~