相場に勝つための心理学その5 生存バイアス

坂本彰さん
坂本彰さん
経済学では、株式市場の情報はすべて株価に
織り込まれているので、市場に勝つことは
できないと教える。

では年率100%以上の収益率を上げるファンド、
毎年市場よりもパフォーマンスのよい投資信託は、
どうやって結果を出しているのだろうか?

中には一部の天才的な投資家がいて、私も投資
スタイルの指針として尊敬している人がいます。


しかしそういった一部の人が出る一方、優秀な
ファンドが注目される理由には、生存バイアス
という言葉があります。


架空のファンドマネジャー1万人をコンピュータの
中につくり、最初の年に半分が1万ドル儲け、半分が
1万ドル損をして退出する・・・

というシミュレーションを繰り返すと、5年目には
313人が5年連続で合計5万ドル儲けた計算になります。

つまり、ファンドや投資信託の数が多ければ多いほど、
その中の一部は毎年のように勝つものも現れる
ということです。

この稀なファンドをメディアは賞賛し、その投資術や
ファンドマネージャーが注目されるのです。


その一方で、負けた人々が目に入らないため、まぐれ
当たりの成功者の結果論がもてはやされる時もあります。

しかし、まぐれ当たりの投資家かそうでないかは、
長い目で判断していけばすぐにわかるものです。

あの時に有名になった投資家の人、まったく見かけないね~
という場合はまぐれ当たりだったのかも・・・。

http://saig.livedoor.biz/archives/1861986.html
1件のコメントがあります
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daikonさん
こんにちは。

>5年目には313人が5年連続で合計5万ドル儲けた計算になります。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」であれば、こういう確率になりますね。
やはりおサルさんに勝つのは難しいのかもしれません。
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