もうしばらく様子見の動きが続こう
＜依然として2つの不透明要因が残る＞
当面の株価は様子見の動きが続くと予想する。この理由として、(1)足元の小売事業に底打ち感が見られるものの下期以降の回復持続は難しそう、(2)改正貸金業法の施行に伴い発生が見込まれる特損の金額がはっきりしない、などが挙げられる。
＜11/3期の営業利益は計画を上回る見通し＞
11/3期1Q（4-6月）の営業利益は23億円（前年同期比7.1倍）となり、上期予想の20億円を上回った。同社は1Q決算を踏まえ、上期予想を40億円へ上方修正、しかし通期予想は据え置いた。TIWでは、11/3期営業利益予想を125億円→135億円に増額する。最終損益については、6月18日から施行された改正貸金業法、とくに総量規制の影響で特損の発生が濃厚である。現時点では影響額の見積もりが難しく、TIW予想には織り込んでいない。（西村 尚純）
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