７月の全国百貨店売上高は前年比１．４％減・マイナス幅縮小

[agawaさん]

日本百貨店協会から７月の全国百貨店売上高概況が発表された。売上高は店舗調整後で前年同月比１．４％減。２９か月連続の前年同月比マイナスとなった。

２９カ月連続の前年同月比マイナスだが、減少率は１％台(０８年３月の－１．２％以来２８カ月ぶり) まで復調した。

７月は、欧米の景気減速懸念を背景に円高・株安傾向が進む中、資産効果の減退によって宝飾品や輸入雑貨など一部高額商材の動きが鈍化したが、中旬以降の猛暑でファッションを中心とした盛夏商材に動きが見られたほか、前半不調であった中元商戦も７月に入ってほぼ前年並みにまで回復するなど、最終的には前月の足踏み状況を解消する結果となった。

同時に発表された７月の東京地区百貨店売上高は前年同月比１．７％減。２９カ月連続マイナスとなった。