【日立製作所】1Qは計画を上回る進捗。会社側は上期のみ引上…

TIW藤根 靖晃さん
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1Qは計画を上回る進捗。会社側は上期のみ引上げたが、通期でも上乗せ余地
<株価には依然割安感がある>
現在の株価は依然割安感のある水準とみる。下期の減速を織り込んだとしても今期の大幅収益改善は可能とみられ、株価は市場平均を上回るパフォーマンスが期待できよう。今後は社会イノベーション強化に向けた戦略の進捗、ノンコア分野の絞込みを加速できるか、などに注目。
<1Qは全部門で営業黒字を達成>
11/3期1Q(4-6月)の営業利益は884億円となり、会社計画を600億円程度上回った模様。部門別では全般的に上ぶれたが、全部門で営業黒字を記録。会社側は上期業績予想のみ上方修正し、通期についてはリスクを見極める必要があるとして従来予想を据置いた。TIWでは為替前提を見直した上でも上ぶれ余地があると見て、通期予想を今回引上げた。
<今期は4%台の営業利益率も視野に入る>
同社はこれまで取り組んできた構造改革が奏功し不採算事業の採算が顕著に改善。社会インフラ系の安定した事業収益に、シクリカルながら上昇期には収益貢献の大きい事業の利益が加わる、強い収益構造にようやく近づいてきた。今期はITバブル期の01/3期以来の4%台回復も視野に入り、景気の腰折れがなければ近いうちに5%超えも現実味を帯びてきた。(服部 隆生)
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