DeNAが東証一部への昇格を発表しましたね。
業績も株価も好調でしたから、そろそろか?とは思っていましたが、年内とはおもいませんでした。
まあ、過ぎたことはもういいのです。問題は今後の株価です。
明日は確実にギャップアップで始まるでしょうが、その後の展開です。
というのも、ここのRBRとPERが大変高い数値なのです。
新興市場においては一般的な数値ですが、一部銘柄としては相当の割高感があります。ヤフーよりも断然割高!ここの収益はモバゲーとモバオクだけですから、この数値に応えるにはまだ荷が重い気がします。もちろん、長期的にみれば、可能性はあると思うし、経営者もそれを見ています。
おそらくは、今後、更なる拡大成長をしていくには、一部昇格が必要だったのでしょう。実際問題、いまネット系の企業は事業展開に多額の資金を必要としていますから、その意味で資金調達能力を高める必要があったのでしょう。
ただ、今後の株価を考える上で、見逃せないのが、市場の圧倒的な注目度です。ここは下がったと思えば、すぐにあがるの繰り返しです。東証一部だろうが構わず暴れるかもしれません。さらにティーンエイジャーのユーザーたちが大量にいますから、彼らが数年後ここに投資するようになればと考えると…。
ただ、一部昇格となると公募売出しなどの可能性もあるので、あまり楽観してはいけませんね。