後場に入って、マーケットが堅調な動きを見せています。
背景にあるのは為替。早朝の段階では、円高への多少の振れが上値を抑える可能性があると見ていたのですが、ユーロ円の動きを見ていると、12時5分以降に円安への振れが目立っています。そのため、後場はギャップ・アップでスタートしました。
このような円安の振れに鋭く反応するのはなぜか?ユーロ円の長期の動きを見るとその理由が浮かび上がってきます。ユーロ安への動きが底を打って、形成されたダブルボトムのネックラインをブレークしたように見えます。
ストレステストを無事に通過して、ユーロが強くなるというより、危機的なj状況から脱出する途上にあると考えれば、かなり大きなユーロの上昇余地、つまり円安の余地が残されていることになります。
したがって、今日このままユーロ高、円安が続くとは考えていませんが、長めの目で見た基調としてはユーロの回復が続くことが考えられます。
そう考えると、ユーロ高、ドル安に敏感に反応する米国マーケットの動きも理解できます。
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