ポイント
米国株式市場の反落を受けて、今日の日経平均株価は低目のスタートになりそうです。9,680円の近辺をメドとしています。ザラバは、為替が円高気味に推移していることが上値を抑えそうですが、好決算への期待が下支えになりそうです。とは言え、前日の急騰の反動も考慮する必要がありますので、小動きながら軟調な局面を警戒して臨みたいと考えています。
米国マーケットの動向
ほぼ前日終値の水準で寄り付いたダウ平均株価は、軟調ながらも底堅さを見せて1時頃まで推移していました。ところが、その後調整色が強まり、2時以降には下げが加速して、39.81ドル、0.38%の下落で終了しました。
6月の耐久財受注が1%減少して、1%の増加を見ていたコンセンサスを下回ったことが、マーケットを冷やしました。
午後1時頃から調整色が強まった背景には、ユーロドルが一段とドル高へ振れたことが大きく影響したと見ています。
VIX指数を見ても、1時頃から上昇が目立っています。投資家のセンチメントが悪化したことを示唆しています。
2時過ぎからマーケットの下げが加速したのは、地区連銀経済報告[ベージュブック)が原因のようです。特に悪い内容ではなかったのですが、予想通りに回復が緩やかであることは、投資家には期待外れで利益確定売りを誘ったように見えます。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,680円を、寄り付きのメドとしています。
ザラバでは、円高への振れが上値を抑えそうです。
好決算への期待が下支えとなりそうですが、前日の大幅高の反動が出る可能性もありますので、小動きという想定ながら、軟調な局面もあることを頭に入れて臨みたいと考えています。
経済指標は、6月の商業販売統計速報くらいですが、決算は220社余り。ソニー、東芝、シャープ、日産自動車、任天堂など注目銘柄が続きます。
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